2023/12/25 12:16
お正月とは「年神様をご自宅にお迎えするための行事」であり、家族全員で年神様をもてなして新年を歓び、新しい1年の健康や幸福を授けてもらうために行われるものです。
そんな、「ハレの日」のテーブルコーディネートを甍な器で彩ってみませんか?

甍な器の魅力は、素材の持つ上品な質感と控えめな色彩ですが、今回はお正月のテーブルコーディネートという事ですので、華やかな漆の器とコーディネートしてみました。
異素材の器の組み合わせは、互いの質感を引き立て合うのでオススメです。
お雑煮を食べた後、お酒を頂きながら少しずつ御節を食べる。
そんなイメージのテーブルコーディネートです。

お花の代わりに中央に飾られているのは「仏手柑」(ブッシュカン)。
その名の通り、果実の形が指の手の形に似ており、千手観音様を思わせることから由来すると言われています。
主に、砂糖漬けやマーマレードに加工して食されますが、多くは観賞用として飾られます。
縁起物ですし、香りが大変良いので食事の後、玄関に飾っても素敵ですね。
「仏手柑」の隣には、こちらも縁起物の「亀」のオブジェを飾りました。亀には数多くの伝説があり、「長寿」「金運」「仕事運」「悪運を退ける」効果があると言われています。食事をしながらそんな話をしてみるのも面白いかもしれません。